皆様お元気でらっしゃいますでしょうか。引きこもり気味の生活のため、あまり人と会う機会が少ないので、あんな人こんな人を思い出しながら、みんなに会いたいなと少しセンチメンタルな考えに耽っております。
コロナ感染者の数が少し減りつつあるようですが、また増加するだろうと人流から予想されています。まだまだコロナ禍は続きそうですが、我々はただ粛々と感染対策を続けながら業務に励むのみです。
さて、特にこれといったこともないので、前回報告した小説・ドラマのレビューと紹介をしていきたいと思います。
稚拙な文章で申し訳ありませんが、少しでも引きこもり生活のお役にたてれば幸いです。
まずご紹介するのは、NETFLIXのドラマ「真実を知るもの」(原題ONE of US)
幼なじみで結婚したばかりの夫婦が殺された。夫婦の実家を訪ねた刑事の質問を、はぐらかす家族。秘密と嘘で塗り固めなければならない理由が、家族にはあった。 (NETFLIX紹介文より)
英BBC制作の全4話各約1時間のミニシリーズ。
舞台はスコットランド北部の僻地。2つの隣り合ったそれぞれの家庭からカップルが生まれ結婚。その新婚2人が殺害される場面から物語はスタート。
1話目で2つの家庭で秘密と罪を共有することになるが、物語の進行とともに主要登場人物の全員がそれぞれの秘密を抱えていることが露になる。皆が秘密と悲しみを共有しつつも、隠し事を秘めながら疑心暗鬼に陥ってゆく。「犯人はこの中にいる」のだから。
レビューを見ていると終盤明かされた犯人の行動原理がわからない人が多いようだが、なぜ犯人がそのような行動に出たのか、わかるような人物描写がしっかりあったと思う。伏線という伏線はないが、私は納得のラストだと感じた。俳優の演技力と心理描写から、この次はなにが明かされるのかと全編にわたって緊張感の続く作品。
サスペンスも面白いものですね。視聴側が推理することがなくても、先が気になる、なにがあったのかを知りたくなるストーリーでした。それにしてもみんなエグめの秘密を抱えてるんやなぁ。みんな大きな秘密を隠しているもんなんですかね。そういう意味で私は怖かったです。みんな秘密を抱えているもんだから、疑心暗鬼がこちらに感染するんですよね。
愛する家族を亡くした悲しみに打ちひしがれながら、犯人かもしれない隣人同士支えあう姿は恐ろしくもありながら、大きな 秘密を抱え疑いあうという意味では現実にもありえそうで怖かったです。
続いてはこちら
高野和明『ジェノサイド』
(裏表紙より)
“イラクで戦うアメリカ人と、日本で薬学を専攻する大学院生。まったく無関係だった二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。アメリカの情報機関が察知した人類滅亡の危機とは何か。そして合衆国大統領が発動させた機密作戦の行方は__
人類の未来を賭けた戦いを、緻密なリアリティと圧倒的スケールで描き切り、その衝撃的なストーリーで出版界を震撼させた超ド級エンタテイメント、堂々の文庫化!“
話題になったころ耳にはしていました。タイトル怖くて避けてました。
でもいざ読んでみるとめっちゃ面白かったです。
軍隊や兵器のことや薬学創薬の世界まで詳しく取材されたようで、専門的な分野の説明もしてくれて勉強になる。それだけに全編リアリティに溢れ、架空の論文「ハイズマン・レポート」も実在したかのように感じてしまうため、中盤明かされる超常的生物のフィクション性まで薄れてしまう。人間の想像を超えた超常的存在を描かれると、どうしても納得がいかなかったりで個人的に受け入れがたいことが多い。しかしこの作品はそれが少なかった。あの存在がそんな人間倫理観をもっているのかと些か疑問だが、あの存在を「神」かそれに次ぐものとして(聖書のキリストのような)描かれた結果かなと思った。
アメリカ権威主義や、軍隊兵器や戦争を商売にする資本主義の歪みをとことん批判的に描かれているため、少し著者の政治的思想が含まれているのが残念です。100万部以上売れて数々の賞も獲っているから、それがなければ映像化しやすかっただろうに。
上下巻で文庫本800ページほどのボリュームでしたが一気読みしてしましました。非常に高いレベルのエンタメ作品でした。おもしろかったー
正直なところ睡眠時間削って読書視聴しているので眠いです。
今日のランチ(ラーメンじゃなくてすみません楽しみにしてくださっていた全国のラーメンファン1億2000万人の皆様代わりにヘッダー画像ラーメンにしました許してください)
目玉焼きハンバーグと鱧フライタルタルソースのランチ
竹田駅前カフェ「バンブーカフェ」さんでランチしました。
めっちゃ贅沢してる感じがしました。美味しかったです。(しょーもない感想)